使わなくなった倉庫は自分で使う?誰かに貸し出す?
自分で使うときのメリット、デメリット
事業で使わなくなった倉庫は、そのままにしておくだけで固定資産税などのランニングコストがかかります。倉庫を他の業態として使う場合には天井が高く間仕切りもないので、他の用途で使われていた建物と比較してリノベーションしやすいというメリットがあります。土地を買う必要がなく、使い方によってはリノベーションの費用を安く抑えられます。打ちっぱなしのコンクリートやエアダクトは、雰囲気があり個性になります。倉庫カフェなどの飲食店やオフィス、漫画喫茶などとして使うことができ、イベント会場やスポーツ施設への転用も可能です。
ただし、リノベーションには採光や防音、通気性、耐熱性など使う上での快適さや、建築基準、防火基準、耐震基準なども満たす必要があります。水道やガス、インターネットなどのインフラ整備も必要になるかもしれません。初期費用がかかる他に、経営リスクがあるのもデメリットです。
人に貸し出すときのメリット、デメリット
倉庫をそのまま倉庫やレンタルスペースとして貸し出せば、リノベーションの費用もかからず賃料が入ってくるというメリットがあります。店舗などのテナントとして貸し出す場合も、内装はテナント持ちなので経営の負担も低めです。ただし、倉庫の貸し出しには、入居や退去の管理が必要になるデメリットがあります。倉庫の修繕も貸し出す側の仕事です。周辺の住民との間でトラブルが起きたときには、場合によっては倉庫のオーナーとして責任を問われることがあります。契約書には禁止事項やトラブルが起きたときの責任の所在、契約解除の条件などを明記しておくと対処しやすくなります。
物流の仕事は、作業の流れごとに多様な業務があります。 一つの会社の中でも、全く異なる業務を担当していることが多いです。 業務としては、受注、梱包、仕訳、ピッキング、商品管理、配送業務があります。